日記

朝焼けが赤すぎて、夕暮れかと思った。昨日の夕焼けに似てた。その時の電話を思い出した。「壮大だ」って言った気がする。遠くまで見えたから。


それですぐ、夕暮れと違うって思った。真っ白の街灯が目立つこと、コンビニの光が強すぎること、静かなこと。小走りで駅までの道を過ぎるけどそこには私とタクシーしかいなくて、タクシーは私を待ってた。申し訳ないながらも通り過ぎて、都営線の改札も抜けて、いつもみたいにホームにある鏡を見た。

朝から化粧がちょっと濃いけど、ちゃんとしてる。足音が目立つすごくかわいい革靴も、ちゃんとしてる。